職種の中には子供に携わる仕事も多く、中には子供好きにおすすめされている仕事もいくつかある。そのため多くの子供好きが子供に携わる仕事に関わっていきたいと考えているのだが、そこで問題となっているのが「現実的に子供だけと関わるわけではない」や「子供好きだけでは続けられない仕事が多い」ところだ。
例えば子供好きに人気が高い仕事の代名詞である保育士や幼稚園教諭も、一見すると子供たちと遊ぶことを仕事としているので子供好きにとっては転職ともいえる環境だろう。だが実際には送り迎えの際に保護者に一日の様子を報告しなければならず、保護者とのやり取りは切っても切り離せない重要な業務の一つである。
また看護師や教師などの仕事も子供好きにおすすめされているが、看護師の場合も保護者である親とのコミュニケーションが重要視されており、教師も例外ではない。場合によっては子供と関わっている時間以上に書類整理や保護者への対応に追われてしまい、結果的に子供好きにとっては苦痛となるケースも少なくないのだ。
このような問題に関しての対策やアドバイスとして提案されているのが、「子供好きと子供と関わる仕事は別物と考える」というものである。好きなことを仕事にするのは素晴らしいことだと考えられているものの、子供に関わる仕事の多くは保護者もセットにして考えなければいけない。その点を踏まえながらただ子供と遊んでいればいい仕事ではないと認識しておく必要があるのだ。